お客様インタビュー Vol.04
事業売却で別事業の発展に貢献!譲渡後の働きやすさも重視したM&A

(業務中のスタッフの皆さん)
障害グループホーム事業のほかに複数事業を展開されている原様。
売却を急いではいなかったが、他事業との相乗効果が見込める良いタイミングで弊社アドバイザーよりお声がけがあり、M&Aを決意。
売却に成功された現在も新規プロジェクトへの注力など、精力的に活動されている原様にお話を伺いました。
インタビュアー
ブティックス株式会社 田中
早速ですが、障害グループホーム事業を始めたきっかけを教えていただけますか?
私はもともと障害福祉業界で従業員として働いていたのですが、そこから独立する形で障害グループホーム事業をスタートしました。今回売却した事業についても、以前に別のグループホームを売却した資本をもとに興したことが始まりでした。
初めは従業員としてお仕事されていたのですね?自分でやってみようと思われたきっかけがあったのでしょうか?
安直かもしれないのですが、以前は働きながら、現役で格闘技をやっていまして、自分で会社を興して、それがうまく回れば、格闘技にも専念できるかな?と思ったことがきっかけでした。
今は試合に出ていませんが、運動がてら続けています。
格闘技!すごいですね。ご自身で障害福祉事業をされていた時に何かお悩みや課題はありましたか?
福祉事業はキャッシュフローが良くない部分があり、2か月後に支払われる報酬で回っている事業です。伸びしろはあるのにキャッシュが追い付かないことが課題でした。
そんな状況でしたが当時はM&Aについてあまり考えていなかったです。
M&Aについては考えておられなかったのですね。そんな原様がM&Aをされたのはなぜだったのでしょうか?
矢野さん(ブティックスアドバイザー)のアプローチのタイミングが良かったからですね。他仲介さんからも複数問い合わせは頂いていて、M&Aは考えていなかったので、お断りしていたんです。その後、他仲介は連絡が途切れましたが、矢野さんだけは継続的に連絡をしてくれていました。
たまたま他の事業が資金を投入できれば、ぐっと伸びそうなタイミングだと思っていた時に、矢野さんからご連絡をいただいて、事業譲渡という形でやってみようかなという気になりました。

(施設の外観)
そうだったのですね。そのタイミングで動き出されて、トップ面談は数社とされたとのことですが、買い手の決め手は何かありましたか?
従業員の働きやすさを重視しました。ある程度大きな規模間で、空気感が変わることを現場のスタッフは嫌がると思ったので、運営方針が変わらないことを約束していただいた会社を選びました。私がグループホームの立ち上げにも携わったので、スタッフの顔はバイトも含めて全員が思い浮かぶ距離感だったこともあり、スタッフがどんな働き方になるかを気にしていました。

(調理中のスタッフ)
譲渡後、スタッフの方から何かお話などありましたか?
特に大きな不満は聞かないです。譲渡前に事情は全部説明して、大きく形が変わらないことも含め、デメリットがないことを説明しました。その説明と現実にギャップがなかったので、納得してくれたのだと思います。
スタッフの皆様にとっても良い譲渡となったようで何よりでございます。譲渡されて半年ほど経ちますが、今はどのように過ごされていますか?
今は、全体のスタッフ、管理者レベルのマネジメントは特に行っていないので、当時よりは少し時間に余裕があります。私は新しい事業の立ち上げが得意なので、今は訪問看護と介護事業を伸ばしつつ、新しく立ち上げる予定のプロジェクトを進めることに注力しています。
譲渡されて新しい事業に注力できているとのこと、素敵ですね。弊社アドバイザー(矢野)とのやり取りはいかがでしたか?
矢野さんは覚悟を決めてやりきるという熱心さが伝わってくる方でした。連絡ひとつでもものすごく熱心さが伝わったので、こちらも信頼してやり取りができました。
譲渡の際にはアドバイザーとの信頼関係・相性も重要ですよね。ありがとうございます。最後に、いまM&Aに悩んでいる事業者へ一言いただけますか?
M&Aというとどうしても「売り飛ばす」みたいな悪い印象を持ってらっしゃる方もいるのかなと思います。今まで作り上げてきた人間関係が終わってしまうことも、もちろんあり得るのですが、双方がもっと良くなる、そういうM&Aの方が基本的に多いと思っています。そこをフラットに考えてみるためにも、まずは相談してみることが、良いことだと思います。
まずはご相談いただければ私どもとしてもお力になれると思います。仲介会社や買い手を選ぶ際のポイントも併せて教えていただけますか?
基本はやっぱり誠実さですね。特に買い手に関しては誠実さが重要だと思います。 レスポンスの速さもそうですが、隠し事をもって「うまくやってやろう」ということが伝わってしまうような買い手は誠実さに欠けます。売って終わりだとは思っていないので、足元を見るところとは組みたくありませんよね。面談で買い手がどのような属性かはしっかり分かるので、そういう意味でもまずは面談してみるのがおすすめです。
ありがとうございました。
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