お客様インタビュー Vol.07
営利ではなく“想い”で始めた放デイ 続けたいからこそ、託すという決断
(事業所内)
石川県で放課後等デイサービス事業を運営されていた一瀬様。ご自身のお子様が障害児であったことをきっかけに事業をスタートされました。利用者に向いた障害福祉事業を運営したいという想いを持った一瀬様が、事業を継続していくために選択したM&Aについてお話を伺いました。
インタビュアー
ブティックス株式会社 田中
放課後等デイサービス・児童発達支援の事業を始められたきっかけは何でしたか?
私の子供が障害児で生まれまして、障害というものはなかなか手が行き届かない・国の政策も後回しという状態で充実していない部分があり、障害を持っている方に対して、少しでもお手伝いができないかという想いで始めました。営利目的ではなく、障害をお持ちのお子様やご家族の力に少しでもなれればという気持ちでした。
制度はあるのに、中身は全く見られていない、事業者にお任せで、利用者に向いていないサービスになってしまっていることが気になっていました。
ご自身の経験が事業を始められたきっかけなのですね。
そうですね。利用者さんに向いている事業をしたいという気持ちが強かったです。
事業をされていく中で、課題や悩みはありましたか?
どこの事業所も同じだと思うのですが、人員ですね。人員の確保と質の担保という点に苦労していました。新しい人を雇っても1週間程度で辞めてしまう人もいましたし、長くて3ヶ月という状態でした。昔は石の上にも3年という言葉がありましたが、今は1年続いたらいいほうですね。障害福祉に携わる人自体が少ないこともあると思います。みんな障害者の方がどんな人なのか分からないので、その仕事をしようという人が少ないと思います。
人員だけでなく、質の確保という面も大切なのですね。質を確保するために何か対策をされていましたか?
不満を従業員にため込ませてはいけないという想いがありましたので、うちの会社は基本的には残業無しでした。始業の30分前に来て清掃や作業をしなければいけない事業所もあるようですが、始業時刻ちょうどに来て、時間通りに退勤という形でした。従業員が自分の時間を大切にできるように心がけていました。
そうなのですね。利用者だけでなく、従業員の働きやすさも考えて運営されていたのですね。
そうですね。さらにうちは週休2日にしていました。ほかの事業所は週6日・7日働くのが当たり前な状態です。というのも、報酬改定で年々報酬が下げられているので、事業所も日数を増やすしかなくなっているんです。6年前から考えると4割くらい下げられていると思います。うちは週休2日、連休でしっかりと休んでいただき、またしっかりと働いていただくという形にしていました。
そのように対策をしていても、人員の確保や質の担保に課題を感じていたということで、人材確保が業界全体での課題になっているのですね。
そうだと思います。あとは賃金の低さもあると思います。介護・障害福祉業界は賃金が他に比べて安いですから。国も処遇改善を出していますが、まだまだで、賃金の低さも人が集まりにくい原因になっていると思います。
(事業所内)
そういった問題を抱えながら事業を運営していく中で、M&Aはいつごろからお考えでしたか?
いつからという明確な時期はないのですが、事業を継続していくことを考えたときに、人の確保もそうなのですが、資金の確保も必要だと思い、自分で調べていました。放課後等デイサービスは人数が決まっているので、人がいないと減算され、人が確保できないと収入が確保できないという状態ですからね。
そうだったのですね。今回はサイトから弊社を見つけてくださったということですが、アドバイザーの対応はいかがでしたか?
2社くらい問い合わせをして、村田さん(弊社アドバイザー)の対応が良かったのでブティックスさんにお願いしました。すぐ連絡してくださって、現地にも来てくれました。やはり対面だと話しやすくて、信頼もできました。
そう言っていただけて良かったです!
今回TOP面談をされた買手様の印象はいかがでしたか?
村田さんが今回の買手様を紹介してくださって、面談することになりました。オンラインだったのですが、お話しすれば大体どんな方なのか分かり、この方にお願いしたいと思いました。
実際に譲渡をされてみていかがでしたか?
実際に譲渡してみないと分からないこともありましたが、働き方はこれまでと変わりません。法人の資金繰り部分を巻き取ってもらいましたが、実務面は、私が変わらず責任を持って運営しております。今後については、譲り受けた法人さんに、少しずつ、実務面も引き渡していきたいと考えています。
今M&Aに悩まれている障害福祉事業者の皆様にメッセージをいただけますでしょうか。
M&A自体がどんなものが分からず、実際どうなんだろうと思っている方が多いと思います。事業を継続させるためにも、もっとM&A自体が広まればいいなと思います。M&Aってハードルが高いイメージがどうしてもあるんですよね。すぐ売るという相談ではなくても、会社の事業の相談をする気持ちで問い合わせできれば良いと思います。
そうですね。弊社側でもお問い合せのハードルを下げられるように対応できればと思います。貴重なご意見ありがとうございます。
困っていることがあれば村田さんが相談に乗ってくれますよって言いますね(笑)。困りごとをまずは相談するくらいの気持ちで良いかなと思います。
売ったら終わりというイメージがあるM&Aですが、その後のフォロー体制があることもあまり知られていないと思います。今、私が村田さんにご対応いただいているように、フォローしてもらえることも安心につながると思います。
本日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
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